こんにちは!natoです。
今回は、FXで躓きやすい部分をコラムとして書いていきたいと思います。
第一回はFX用語についてです。
そんな用語を解説したいと思います。
円安円高
この円安円高という考え方、私も理解するのに時間が掛かりました…
これは図にして解説します。

円高とは、円の価値が高くなることです
円安とは、円の価値が低くなることです。
外国為替は二国間通貨の取引のため、USDJPY(ドル円)の場合、「円高=ドル安」、「円安=ドル高」となります。
上図では、3,000円持っている時に10ドルのチョコレートをいくつか買えるかを示しております。
円安となり、例えば、1ドル120円までレートが変わると、2個しかチョコレートが買えなくなってしまいます。それは、円の価値が低くなっているからです。
一方、円高となり、1ドル100円までレートが変わると、同じチョコレートでも3個買うことができます。これは、円の価値が高まっているからです。
この円の価値が高くなるor低くなるという表現はなかなか難しいところなのですが、円高→チョコレートが買える個数が増える→円の価値が高くなる、円安→チョコレートが買える個数が減る→円の価値が低くなるという考え方をしていただけると価値の高低が理解しやすいかと思います。
ロングとショート(Long & Short)
これ、よくFXの解説をしているWebサイトや、売買シグナルの配信などで大変、よく耳にする言葉なのですが、何の前置きもなく、使われることが多くありませんか?
私、最初この意味が全然分からなかったです…Buy(買い)とかSell(売り)なら理解しやすいじゃないですか。なぜ呼び方をわざわざ変えるのだろうか疑問で仕方なかったです。
もう一度、ロングとショートについての言葉の意味を解説します。
ロング(Long)
ロングとは、新しく買いポジション(買い建て玉)を持つという意味で使われます。「ポジション」とは、建て玉を持つという意味です。「ロングポジション」というのは、買い建て玉を持つ」という意味になります。
※建て玉:「たてぎょく」と呼び、まだ決済されていないポジションのことを指します。新規で売買注文を出し、決済注文をされていない状態のことを指します。
なぜ買い=ロングと呼ぶのかは諸説あるのですが、最も有力とされる説としては、株式市場では、ゆっくり時間をかけて価格が上昇する傾向があります。ロング(Long)は「長い」という意味がありますので、買った後は長い間、ポジションを保有することからロングと呼ばれているそうです。
ショート(Short)
一方、ショートとは「売り」の意味を指す用語です。100円でショートする=100円で売るということになります。「ショートポジション」とは空売りを意味します。
※空売り:投資対象である現物を所有せずに対象を売る行為のことです。例えば、円だけ持っていてドルに換えることを「買い」といいますが、これは買った結果、ドルを保有することになります。そのあと、売って円に戻すことが売買することになります。
即ち、買い→売りの順番で通常は売買するのですが、逆に売り→買いの順番で売買することも可能です。
この場合、円を売るところからスタートするのですが、買う相手のドルの実物がないため、仮想のドルがあるとみなして、ドルを買い、円を売るようにしております。これが「空売り」ということです。
売りではロングとは違って、下落するときには一気に下落する傾向があります。ショートは「短い」という意味があります。価格が一気に下落してしまうと多くの方はポジションを長くは持たないため、ショートと呼ばれているそうです。
この意味から分かるように、ロングはポジションを長く持つ傾向があります。
一方、ショートはポジションを保有する時間は短くなる傾向があります。
細かい由来はともかく、新たな買いポジションを持つことをロング
新たな売りポジションを持つことをショート
と覚えていただけると良いです。
エントリー
エントリーとは、トレードを開始することです。
前項のロングとショートを組み合わせて
ロングエントリーで、買いトレードを開始
ショートエントリーで、売りトレードを開始
という意味になります。
エントリーを「Entry」と英語にして意味を調べてみますとイメージが付きやすいです。Entryとは「入ること、入場、加入、入会、出場、入場権、入り口、玄関、記入、登録」などの意味があります。
サポート&レジスタンス
サポートという言葉もレジスタンスという言葉もなかなか理解しづらい言葉かと思いますのでこちらも解説します。

サポート
サポートとは、サポートラインと呼び、日本語で下値支持線と呼びます。相場がその水準を維持し、それ以上は下落しないのではないかと考えられる水準のことです。
サポートラインは多くの市場参加者が意識する相場のポイントとなっております。そのため、サポートライン付近まで価格が下落すると、買い戻しが入り、それ以上値段が下がりづらくなります。
これが何度も同じラインで跳ね返されるため、ダブルボトムやトリプルボトムと言った値動きになりやすいです。
しかし、一度、サポートラインを割り込むと、一気に価格が下落する傾向があります。
これは、上昇すると予測してサポートライン付近で買った投資家が思うように上昇しないことから損切りする形で売りを出します。さらにそれまでの安値を更新したため、新たに売りで参加する投資家も増えます。
よって、買う人<売る人となるために、下落しやすいのです。
レジスタンス
レジスタンスはレジスタンスラインと呼び、日本語では上値抵抗線と呼びます。相場がその水準よりも上昇しないのではと考えられる水準のことです。
レジスタンスラインとサポートラインと同様、多くの市場参加者が注目するポイントとなります。そのため、レジスタンスライン付近まで価格が上昇すると、売り戻しが入り、それ以上値段が上がりづらくなります。
これが何度も同じラインで跳ね返されるため、ダブルトップやトリプルトップと言った値動きになりやすいです。
しかし、一度、レジスタンスラインを割り込むと、一気に価格が上昇する傾向があります。
これは、レジスタンスライン付近で売りで参入している投資家の一斉損切りや、買い遅れの投資家による飛びつき買いが入りやすくなります。
よって、買う人>売る人となるため、価格が上昇することとなります。
このサポートライン、レジスタンスラインと呼ばれるラインを見つけることで相場の売買ポイントが分かりやすくなります。また、投資家の心理に関係する部分のため、ここを上手く引けるようになれれば、値動きの予測しやすくなり、FXの売買が上達することは間違えないです。
まとめ
ざっくりとした説明ですが、私自身が最初、理解できなかった部分を中心にFX用語について説明をしました。
こんな感じでコラムとして書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。